植物や動物がエネルギーになるのはなぜ？

バイオ発電は、生き物や有機物から電力を作る方法です。バイオ発電にはいくつか発電方法があります。その一つがバイオガス発電です。バイオガス発電やバイオ燃料電池というバイオ発電の方法があります。バイオガス発電では、バイオマスや有機廃棄物を発酵させて発酵ガスを使って発電します。バイオ燃料電池では、微生物の力で有機物を分解し、その中にある電子を集めて電気を作ります。他にも、バイオマス発電があります。バイオマスは、植物や動物のフンや農作物のくず、木くずなどのことを言います。このバイオマスを使って発酵や燃焼をします。バイオマスを発酵させると、微生物が働いて有機物が分解され、発酵ガス（メタンや二酸化炭素）ができます。このガスを集めて燃やすと、熱エネルギーが作られます。そして、その熱エネルギーを使って発電機を回して電気を作るんです。

バイオ発電の良いところと宿題

バイオ発電の良いところはいくつもあります。まず、使い終わったものを再び使うことができるので、エネルギーが無くなる心配はありません。また、バイオ発電はゴミを有効に利用するので、環境にも良いです。例えば、食べ物を作る時にできる残りや動物のふんなどをエネルギーに変えることができるからです。しかしバイオ発電には宿題もあります。使い終わったものの量が限られているため、使えるエネルギーを確保するのは難しいこともあります。また、使い終わったものを処理するときににおいや排気ガスが出ることもあります。これは今後の宿題といえます。